姿勢だけでこんなに変わる!声と姿勢の関係

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やってはいけないバッドな姿勢をあえて試してみよう

夕方の電車に乗ると、時々ひどくお疲れの方を見かけます。

片手でつり革につかまるその姿勢はこんな感じ。

①腰が前に出て

②背中が丸まり

③顔が前に出ている

実はこれ、歌う時には一番やってはいけないバッドな姿勢です!

①~③のポイント別に理由を説明します。

①腰が前方に出過ぎていると横隔膜の可動域が狭まり、腹式での呼吸が小さくなってしまう

②猫背になると胸声の響きが減少して声質変化、声量ダウンがおきる

③顔が出過ぎると喉が圧迫され発声、発音、音程のコントロールが低下

では実際にこのやってはいけないバッドな姿勢をやってみましょう笑

エー?やってはいけないんじゃないの??

大丈夫です!実験だけなら癖になる事も有りません。

そのまま発声したり、歌って貰えば分かりますが、とても歌いにくい事が分かりますね?音域も狭くなり声も出しにくいですね。

普段から姿勢の良い方ほど違いは大きく感じるでしょう。

だけど、日本の気候の半分は暑かったり寒かったりで、姿勢も知らず知らずのうちに崩れがちです。

コンディションは姿勢に連動する

お腹が痛む時は猫背になるでしょう?

傷心している時も、食事を抜いて元気が無い時も猫背になりやすいものです。

そんな姿勢で出てくる声は...それなりの声でしかありません。

だから歌を指導する上で猫背を直そうとしないひとはいないでしょう(特殊なケースを除いて)。

つまり、ヴォーカルにおいて猫背がなぜ悪いかというと、元気のない弱弱しい声になるからなのです。張りが有って美しく響き、人を元気にさせる声とはかけ離れています。

もちろん、悪い姿勢は声の質だけでなく、発声や声全てのコントロールを低下させてしまうデメリットが考えられます

姿勢が悪くなるメカニズム

心身ともに元気が無いと腹筋群に適度な力が入らず、腰が前に出てしまいます。

そうすると身体は転ばない様に前後のバランスを取ろうとして、猫背になり、更にはあごの出過ぎを作り出してしまいます。

こうした悪い姿勢は、発声ばかりか内臓に負担も掛かり身体に良いはずがないですね。

基礎発声の為のニュートラルフォーム

そこでニュートラルフォームをオススメします!

①平らな壁を背に向けて立つ

②肩幅程に足を開き、踵、お尻、肩甲骨、後頭部を軽く壁に付ける

③程よく全身脱力したら、首を気持ち良い程度に伸ばし、やや前傾になり、両膝をほんの少したるませる

これだけです。

始めは窮屈に感じるかもしれませんが、慣れれば大丈夫。

姿勢が崩れたと感じたら時々思い出してみましょう。

猫背になり易い方は胸の中心を1cm上げるように意識するだけで、姿勢が解決します。極端に両肩を後ろに引く(オードリー春日のポーズみたいな笑)動作は、上半身の力みに繋がるのでおすすめしません。

ステージの上でも常にこの姿勢で歌えとは言いません。

このニュートラルフォームで覚えた自然な発声を基本にして、あらゆる応用にお役立てください。

Let’s design your voice! あなたの声をデザインしよう!

上達したくて自分なりに練習はしているけれど。

これでいいのかな?出来ているのかな?

なかなか自信が持てないこともあるかと思います。

そんな時はぜひレッスンで歌ってみてください。

そして、あなたの声を一緒にデザインしてみませんか?

発声や滑舌を良くしたい!

リズム、音程、歌唱表現などのヴォーカルの基本から作詞、作曲、アレンジ、楽器の演奏力、ステージングについても。

レッスンでは、今のあなたにとって一番必要なことをお教えします。

どなたでもお気軽にご参加ください。

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