夏こそライヴ
本格的な夏到来。夏と言えば楽しいライヴ！フェスの季節でもあります。そこでヴォーカリストがライヴを成功させる秘訣でもある「ステージ直前にすべきこと」をお話します。この記事ではまだライヴに慣れてない方達をサポートすることを目的に書きますので初級編の内容になります。
ポジティヴシンキング
緊張が苦手だというひとが必ずやってしまっているのが悪い結果イメージの妄想です。つまりこれはネガティヴシンキング（negative thinking…..悲観的な考え方）。まだ起きてもいない最悪なことにビビって固まっていても良いことはひとつもないでしょう。むしろ危険を予測出来ることは危機管理能力が高いということ。もしそんな悪いイメージが頭を横切ったら、事前に危険を回避出来るのだからラッキー！って思いましょう。
それに緊張するのはぜんぜん悪いことじゃない。
緊張を利用してテンションを高め戦闘モードに持って行けばいい。ポジティヴシンキング（positive thinking….前向きな考え方）で行きましょう！
ミスが怖いなら気が済むまで練習
苦手なフレーズがあったとします。10回のうち5回失敗するのであればさぞかし心配でしょう。でも練習で成功率を高めて10回中10回成功するくらいになればむしろ自信が出てきます。披露するのが待ち遠しくさえなりますよ。ミスが怖い時は気が済むまで練習するのが良いでしょう。
イメージトレーニング
イメージトレーニングをしておけばステージ上の疑似体験が出来ます。例え疑似体験でも初めての体験ではなくなるのでイメージトレーニングを行うのと行わないとでは大きな差が出てきます。まずは曲を聴かずに段取りのイメージ。このタイミングで登場したらこのポーズで….なんて詳しく段取りをイメージします。次に曲を流しながら歌うイメージ。うっかり忘れやすいポイントを何度もチェック。ここでもポジティヴシンキングは忘れずに。
前日は睡眠も充分取ろう
ライヴの前日は適度な睡眠を取りましょう。当日のコンディションを考えると睡眠が必要なことは誰もが知っています。でも、だからこそなかなか寝付けないってひとが多いんです。眠れないからってあまり焦ってしまうと更に目が冴えてしまいます。そこですんなり快眠出来るためにいくつかのルールを決めるといいかも知れません。
・室温を適温にする
・就寝前に入浴する
・就寝前はスマホを見ない
・スマホは遠くに置いて寝る
・目覚まし時計をダブルで掛ける
睡眠導入方法としてすべて科学的根拠のあることばかりですね。睡眠についてのこともいつかこのブログで紹介していこうと思います。
当日のサウンドチェックは聴こえ方に注意
ステージ上では多くの音が混在するので音が回りやすく聴こえづらいことがあります。それを確認するのが本番前のサウンドチェック。ステージ上は僅な場所の違いでの聴こえ方に変化があるもの。ステージに慣れてないひとはサウンドチェック中なのに「歌うことが精一杯で聴こえ方をチェックするの忘れてた！」なんて方も多いものです。でもこれだと本番で良いバランスで聴こえないかも知れない。ちゃんと聴こえ方のチェックをしておきましょう。
ステージ直前は体を動かそう
試合直前のアスリートは呼吸法、ストレッチ、ランニングを行い、いつでも身体を使える準備をしています。アーティストの準備も同様でOKです。実はこれらは身体だけではなく心の準備でもあるんです。緊張による脈拍数アップより運動による脈拍数アップの方が心身のバランスも良くなります。テンション上げてアガらなくしよう！というわけです。
その他にも本番で実力を発揮させる方法があります。リットーミュージックのサイトで私が書いた記事ですが、緊張に効くストレッチやアガらないコツなども掲載されています。よかったらご参考にしてください。
それでもステージが怖いぞー！という方へ
あなたの味方が応援してくれています。私も味方のひとりですから大いに応援しています。そこからパワーを得てください。それにもしミスをしたとしてもそれは今後の成功に必要な糧になります。だから何も考えず自然な自分をぶつけてください。きっと楽しいライヴになりますよ。
以上、少しでもお役に立ちましたら幸いです。
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